まとめたノート

なんでもまとめ


孤独な1人夜勤の俺。

孤独な1人夜勤の俺。
いつも夜中3時くらいに、猫エサ缶とコーヒーを買っていくおっちゃんがいる。

おっちゃんが、
「うちの猫はこれしか食べないんだよ。」
なんて言ってくれたりして、猫好きな俺はいつも癒されてた。
初めて会話してから半年くらいたったある日、レジに来たおっちゃんの買い物カゴの中に猫エサ缶が無かった。
俺はどうしたのかと思って何も言えず、コーヒーをスキャンした。
するとおっちゃんが笑顔でポケットから写真を取り出して言った。
「いつもありがと。これうちの。」
年老いた感じの痩せた猫だった。
死んでしまったらしい。
「もうエサは買わなくて済むわな」
なんて笑いながら言っていた。

俺は泣いたよ。 

電車に乗っていて後ろに立っている男の子が「ママ、ママ…」と言いました

電車に乗っていて後ろに立っている男の子が「ママ、ママ…」と言いました
友達が「あんたに言ってるよ」と言うので20代の私は軽くむかついたのですが
どうやら父親と一緒らしい

小さい小さい声で父親がその子に話し掛けました
「○くん、ママじゃないよ。ママはいないんだよ」
「だってママ…」
「ちがうよ。ママは△君と先にお空に行ったんだよ」
「だって…ママ…」
死んでしまったらしいその子の母親。男の子は2~3歳ぐらいでした
何とも言えない車内の重い空気…
私は電車を降りるまで振り向くことができませんでした 

社会人になって初めて迎えた母さんの誕生日

社会人になって初めて迎えた母さんの誕生日。
「いつもありがとう」ってプレゼントを渡したかった。

でも照れくさいし、もし選んだプレゼントが気に入ってもらえないと怖かった。
だから「選ぶのめんどいから」って嘘ついてデパートに連れて行って、
「何でもいいから適当に買えよ」とぶっきらぼうに言うと、
「高いエプロンだけどいい?」とおずおずと見せに来て、値札見たらたった3000円。
「こんな安物かよ」とひったくって後ろ向いて、泣きそうな顔を見られないようにレジに走った。

服でもバックでも、ほかに何でもあるだろ、財布の中に給料全部入れてきたんだぞ!って涙が出たけど、
トイレで急いで顔洗って、そ知らぬ顔で袋を渡した。
そしたら、母さんがうれしそうにそれを抱きしめたのを見て、また泣きそうになった。

いまでも帰るたびにそのエプロンつけて飯作ってくれて、ありがとう。ほんと美味いよ。世界一だ。
いつも素直になれなくてごめん。
マザコンでもいいよ、母さん大好きだ。 

カァチャン、元気にしていますか?

カァチャン、元気にしていますか?
居なくなってから九年がたちました。
九年も経ったのに、まだ寂しくて、たまに涙する事があります。
一児の母になったのに、まだ泣き虫の私を叱りに来て下さい。

カァチャンが居なくなった時は、私は小さくて、あまりカァチャンの記憶がないけれど、こんな事やあんな事をしてくれたんだろうなと思いながら、日々娘に接して居ます。

カァチャン、泣き虫なこんな私を産んでくれてありがとう。
写真のカァチャンは、いつも笑顔で嬉しいけど、たまには、怒った顔を見せて欲しいよ。
カァチャンに逢いたいけど、まだ私は逢いに行ってはいけない所だから、我慢するよ。

だからね、カァチャン夢くらい、出て来てよ。待ってるよ。 

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた

幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。学もなく、技術もなかった
母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた
土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。

娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに
遊びに行っていた。給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。俺は生まれて初めての
プロ野球観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。

野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。母がもらったのは
招待券ではなく優待券だった。チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わ
なければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外の
ベンチで弁当を食べて帰った。電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、
母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。

俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。
新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。結婚もして、母に孫を見せて
やることもできた。

そんな母が去年の暮れに亡くなった。死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように
「野球、ごめんね」と言った。俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。

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